破傷風について

Tetano


破傷風は創傷部位から破傷風菌が感染し、発症する痙攣性疾患です。破傷風菌は土壌、塵埃、動物あるいはヒトの糞便などいたるところに存在しますが、菌は主に外傷により人体に侵入します。感染後の潜伏期間は4日〜3週間です。発汗,倦怠感,反射亢進症状に始まり,痙攣症状に移ります。これは主に破傷風菌毒素が神経系,特に中枢運動神経を侵し、数々の症状が出現します。

予防としては受傷しないことが第一です。しかしこれは不可能ですので、生後3カ月から48カ月の間に三種混合ワクチン接種をします。欧州諸国は日本に比べて破傷風発生率が高いので、15歳以上の成人では10年に一度か海外旅行の前に再接種することが望ましいです。



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